折り紙のバージョン管理とは?同じ作品を進化させる方法

「前に折った龍、今日折ったらもっと上手くできた!」
そんな経験はありませんか?同じモデルを何度も折ることで、技術は確実に向上します。しかし、その進化の過程を記録していないと、どこがどう良くなったのか分からなくなってしまいます。
そこで活用したいのが「バージョン管理」という考え方です。
バージョン管理とは?
バージョン管理は、もともとソフトウェア開発の世界で生まれた概念です。
プログラマーは、コードを書き換えるたびに「バージョン1.0」「バージョン1.1」「バージョン2.0」のように番号を付けて管理します。これにより、いつ何を変更したかが明確になり、必要に応じて過去のバージョンに戻ることもできます。
この考え方は、折り紙にもそのまま応用できます。
折り紙におけるバージョン管理の意義
1. 改良ポイントの明確化
「前回は頭の角度が気に入らなかった」「今回は足の長さを調整した」といった改良ポイントを、バージョンごとに記録できます。
2. 成長の可視化
バージョン1.0とバージョン3.0を並べてみると、自分の成長が一目瞭然です。折り目の精度、シェイピングの丁寧さ、全体のバランスなど、様々な面での向上を確認できます。
3. 再現性の確保
「バージョン2.0が一番良かった」と思ったら、その時の記録を見返して同じ方法で折ることができます。
セマンティックバージョニングの活用
ソフトウェア開発では「セマンティックバージョニング」という命名規則がよく使われます。これを折り紙に応用してみましょう。
バージョン番号の付け方
X.Y.Z(例: 1.2.3)
| 位置 | 意味 | 折り紙での例 |
|---|---|---|
| X(メジャー) | 大きな変更 | 基本構造を変えた、用紙サイズを変えた |
| Y(マイナー) | 機能追加・改良 | 部分的なアレンジ、新しい折り方の追加 |
| Z(パッチ) | 微調整 | 同じ折り方でより丁寧に仕上げた |
具体例:龍の折り紙
- v1.0.0: 初めて折った龍。折り図通りに折った。
- v1.0.1: 同じ折り方だが、折り目をより丁寧に。
- v1.1.0: 翼の角度を変えてみた。
- v1.2.0: 尾の形状を少しアレンジ。
- v2.0.0: ウェットフォールディングに挑戦。35cm用紙に変更。
- v2.0.1: ウェットフォールディングの加減を調整。
- v2.1.0: 爪の表現を追加。
実例:龍のモデルを3回折って改良したケース
あるユーザーの記録を例に見てみましょう。
v1.0.0(2025年10月)
- 用紙: 15cm 普通の折り紙
- 所要時間: 2時間
- 感想: 初挑戦。なんとか完成したが、脚がグチャグチャになった。
v1.1.0(2025年11月)
- 用紙: 24cm タント紙
- 所要時間: 2.5時間
- 改良点: 脚の折り方を丁寧に。用紙を大きくして余裕を持たせた。
- 感想: 前回より断然きれい。ただ、首が短い気がする。
v2.0.0(2025年12月)
- 用紙: 35cm ホイル紙
- 所要時間: 3時間
- 改良点: 首を長くするため、基本形から折り方を変更。ウェットフォールディングでシェイピング。
- 感想: 満足の出来!次は爪の表現に挑戦したい。
このように記録を残すことで、自分の成長と改良の軌跡が明確になります。
orimemoのバージョン管理機能
orimemoには、折り紙のバージョン管理を簡単に行える機能があります。
新バージョンの追加
作品詳細画面から「新バージョン」ボタンを押すだけで、同じモデルの新しいバージョンを追加できます。前回の記録を引き継ぎつつ、変更点だけを入力すればOKです。
タイムライン表示
同じモデルの全バージョンがタイムライン形式で表示されます。過去のバージョンと現在のバージョンを比較しながら、成長を実感できます。
ユーザーバージョン番号
orimemoでは、自分で好きなバージョン番号(1.0.0など)を設定できます。セマンティックバージョニングを活用して、分かりやすく管理しましょう。
バージョン管理を始めるコツ
完璧を求めない
「バージョン1.0」は「完璧な作品」という意味ではありません。最初の挑戦が1.0です。失敗しても、それが次のバージョンへの布石になります。
改良ポイントをメモする
折り終わったら「次はここを改良したい」というポイントをメモしておきましょう。次に折るときの指針になります。
写真を複数角度から撮る
バージョン間の比較をするために、毎回同じアングルから写真を撮ると効果的です。正面、側面、上からの3パターンがおすすめです。
折り紙のバージョン管理は、単なる記録ではありません。「もっと上手くなりたい」という向上心を形にする仕組みです。
同じモデルを何度も折って、自分だけの「最高傑作」を目指してみませんか?
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orimemo編集部
折り紙の楽しさを世界に広めるために活動中。最新のトレンドやテクニックを発信しています。
